高精度形電力トランスデューサ
35・RACKシリーズ


(株)エム・システム技研 開発部 主任技師


 はじめに

 今回ご紹介する新製品、高精度形電力トランスデューサ“35・RACK”シリーズ(図1)は、従来からご愛用いた
だいている電力用トランスデューサの精度を向上させるため、電力トランスデューサとしてはエム・システム技研で初めて
デジタル変換方式を採用し、最先端のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を使用した製品です。また、構造面では盤面
に取り付けるラックマウント形<注1>を採用するなど、数々の特長を有する製品です。
 1.35・RACKシリーズの特長

 (1)高精度
 “35・RACK”シリーズに含まれるすべての製品に信号処理専用のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を採用し、高精度化を実現しました。DSPは各電気量の演算のみならず、トランスデューサ内蔵の補助PT/CTの位相角補正や周波数補正の機能も搭載していますから、入力周波数が50Hzでも60Hzでも性能の差はほとんどありません(図2)。
(2)直流出力と絶縁
直流出力は絶縁2出力形であり、出力の種類としてはDC0~5V、

     









 

<注1>計装の分野ではこの構造を(図1参照)を一般にパネルマウント形と称していますが、電力会社のトランスデューサに関する規格ではボックス形に対して、この構造をラックマウントと呼んでいます。



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