意していますので、交流電流信号を入力に直列に接続することで、“交流電圧トランスデューサ”と同様に、1入力2出力タイプとして使用できます。
 (3)電力トランスデューサ
 “電力トランスデューサ”(形式:35WT)は三相3線式用で、交流電圧入力は線間電圧のAC110Vを標準としています。また、変換レンジとしては負荷で消費している電力用(たとえば0~1000W)のほか、潮流電力入力用(たとえば-1000~+1000W)も可能です。
 (4)その他のトランスデューサ
 “35・RACKシリーズ”では従来製品にはなかった“有効・無効電力トランスデューサ”(形式:35WRP)を追加しています。このトランスデューサは第1出力に有効電力(電力)を出力し、第2出力に無効電力を出力しますから省スペース化に有効です。
 また、“電圧位相角トランスデューサ”(形式:35PD)は従来の位相角トランスデューサと異なり、2つの電圧を入力し、その間の位相角を測定するトランスデューサです。
“35・RACKシリーズ”の形式や性能などを表1に、主な設置仕様を表2に示します。

 おわりに

 以上、紹介してきました“35・RACKシリーズ”はデジタル演算方式やラックマウント形など、エム・システム技研の従来の電力用トランスデューサになかった数多くの特長をもっており、また周囲環境の厳しい現場での使用に充分耐える仕様になるよう製品開発を行いました。
 さらに製品について詳しくお知りになりたい方は“35・RACKシリーズ”の仕様書集を用意していますので、エム・システム技研の各営業部までご請求ください。

     




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