新形パルス変換器の特長と応用(2)


(株)エム・システム技研 開発部 部長


 新形パルス変換器はマイクロプロセッサを使用し、各種パラメータをプログラミングユニット(形式:PU-2)で設定できるという特長をもっています。この中で最も基本的な変換器である“パルスアナログ変換器”(形式:JPAD)および“パルス積算アナログ変換器”(形式:JPQD)については前回紹介しました。
 今回は、前回につづいて“ロータリエンコーダ速度変換器”(形式:JRPD)および“ロータリエンコーダ位置変換器”(形式:JRQD)について紹介します。
 近年、ロータリエンコーダは角度および位置の検出器として様々なところに使用されるようになっています。そのため、ロータリエンコーダの信号をアナログ信号に変換して、各種表示器に表示したり、DCSにデータの取り込むアプリケーションが増えてきました。ここに紹介するアプリケーションは最も基本的な例であり、さらに発展させた応用をご検討いただきたいと思います。

 ロータリエンコーダ速度変換器(形式:JRPD)

 ロータリエンコーダで測定したモーターや回転機器の回転数をアナログ表示したいときに“ロータリエンコーダ速度変換器”(形式:JRPD)を使用します。正転および逆転をすべて表示できます。
 特長
 (1)広い入力レンジ(図2参照)
 ●±0.01Hz~±100kHzの範囲で測定が可能です(+はロータリエンコーダの正転時の信号、-は反転時の信号)。
 ●-5kHz~0~20kHzなど

     







<前ページへ次ページへ>

*. 本ウェブサイト上に掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。記載内容はお断りなしに変更することがありますのでご了承ください。

*. 本ウェブサイト上の表示価格には消費税は含まれておりません。ご注文の際には消費税を別途頂戴いたします。

MG 株式会社エムジー

Copyright © 1992 MG Co., Ltd. All rights reserved.