（2）NestBus
伝送速度:19.2kbps
主ノード数:16
計装LAN（MsysNet2）の1ノードにNestBusが1ラインずつ接続できます。
小規模システムの場合は、NestBusだけでシステムを構築できます。もし、システムを設置後に規模が拡張されてノード数が16を越えるときは、通信カード（形式:18LM）を介して、計装ＬAN（MsysNet2）に接続して、さらにNestBusを増設できます。このようにして、合計64ラインまでNestBusを接続できますから、十分な拡張性をもっています。
1．NestBusの概要
フィールド信号を入出力する制御カード、接点カードおよびPLCインタフェースなどには、0～Fまで16個のカード番号（ノード番号）が割り付けられます。一方、パソコンや通信カードは、これとは別に16種類のカード番号が使用されます。
通信プロトコルは、送信権（トークン）が順番に廻るトークンパッシング方式を採用し、パソコンや通信カードにもトークンが巡回します。
送信権を得た各ノードは、自己の入力信号をNestBus上に放送します。ほかのすべてのノードは、同時にこの放送を聞いて自己に必要な信号があれば読み込みます。
2．パソコンを複数台接続可能
監視･操作ソフト（形式:SFD）が使用できるパソコンは、IBM互換機です。OSは、DOS／V（マイクロソフト社またはIBM社製）またはOS／2（IBM社製）を使用
