します。また、NestBus用I/Oドライバーソフトを組み込んだ他社製パッケージソフトも使用できます。
 パソコンは最大16台まで接続できますが、パソコンが使用する16個のノード番号は通信カードや多重伝送用にも使用されるため、これらと重複することはできません。
 パソコンを複数台接続できることで、パソコンが故障したときのバックアップ用として同時に2台以上使用することや、計器室と現場の2箇所で監視・操作を行うことなどが実現できます。
 パソコンの通信インタフェースは、パソコンに標準装備されているRS-232-C(19.2kbps)を使用します。パソコンとNestBus間との接続にはRS-232-C/RS-485変換器(形式:LK1、価格4万円)を使用し、RS-232-Cケーブルが届くパソコンの近くに設置します。

 3.スーパーDCS

 制御カード(形式:18MA)は、1制御出力単位のスーパーDCS(超分散型制御システム)を実現しています。NestBusのカード番号(ノード番号)をすべて制御カードに割り当てると、16台まで使用できます。
制御カードの主なソフト計器ブロックの種類は次のとおりです。
 (1)調節ブロック
 制御カード1台で、下記の7種類の調節ブロックから2個使用できます。
 ●基本形PID
 ●拡張形PID
 ●MV操作
 ●比率設定
 ●指示計
 ●可逆形PID
 ●可逆形MV操作
 (2)演算ブロック
 下記の32種類の演算ブロックの中から40個まで同時に使用できます。
 ●加減算
 ●乗算
 ●除算
 ●開平
 ●絶対値
 ●非線系・不感帯
 ●ドロップアウト
 ●折れ線リニアライザ
 ●温度圧力補正
 ●一次遅れフィルタ
 ●2段形一次遅れフィルタ
 ●等速応答(変化率制限)
 ●多数決フィルタ
 ●移動平均フィルタ
 ●進み演算
 ●むだ時間演算
 ●むだ時間補償
 ●積算
 ●プログラム設定
 ●上下限制限
 ●偏差制限
 ●入力選択
 ●最大値選択
 ●最小値選択
 ●定数選択
 ●上下限警報
 ●偏差警報
 ●変化率警報
 ●パラメータ設定
 ●タイマ
 ●カウンタ
 ●内部スイッチ
 (3)シーケンス制御ブロック
 シーケンス制御ブロックは1個当たり89個の命令語を登録できます。この命令語は16種類あり、リレーロジック表現とSFC(状態遷移図)表現を同時に実現できます。
 1台の制御カードで、シーケンス制御ブロックを12個使用できますから、使用可能な命令語の合計は約1,000語になります。
 (4)フィールド端子ブロック
 制御カード自身の端子により直接入出力する信号を、内部の計器ブロックがソフト結線して使用できるように、フィールド端子ブロックを1個登録します。
 (5)機器間伝送端子ブロック
 機器間伝送端子ブロックは、NestBusを経由して下記の機器間と制御カード間の通信(入出力)を行うための計器ブロックです。
 ●制御カード
 ●各種リモートI/O
 ●PLCインタフェース
 ●テレメータ インタフェース
 ●テレカプラ インタフェース
 NestBusに接続されたこれらのI/O機器を使用すれば、制御カードがもつたくさんの計器ブロックを生かすことができます。
 機器間伝送端子ブロックには下記の4種類があり、同時に16個分を登録して使用できます。
 ●Di受信端子(接点入力32点)
 ●Do送信端子(接点出力32点)
 ●Ai受信端子(アナログ入力2点)
 ●Ao送信端子(アナログ出力2点)
伝送端子16個すべてを接点入

     
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