出力信号に割り付ければ、合計512点が使用できます。すべてをアナログ入出力信号に割り付ければ、合計32点分使用できます。
これらの計器ブロックの種類は、中形DCSと同等のレベルにありますから、簡易計装と呼ぶような低機能のものではありません。制御カードは1制御出力単位に分散したスーパーDCSを実現しています。したがって、必要なループ数だけ使えば良いので、16ループ以下の小規模計装システムには、最適の製品と言えます。

 4.リモートI/Oカード

 図1に示す接点カードを含み、下記のアナログカードやパルスカードも用意します。
 ●接点カード(形式:18MF)Di6点、Di3点+Do3点、Do6点
 ●アナログカード(形式:18MG)Ai6点、Ai3点+Ao3点
 ●パルスカード(形式:18MH) Pi4点、Po4点
これらのカードには、カード番号設定用DIPスイッチがあり、1個分のノードを占有します。
 また18・RACKシリーズ変換器を16台収納するネストに、NestBusインタフェースを搭載した変換器ネスト(形式:18MCA、18MCB)も用意します。
 これらのリモートI/Oは、機器間伝送端子ブロックと同じルールで入出力信号の通信を行います。

 5.PLCインタフェース

100点以上の接点入出力が必要な場合は、シーケンサを使用するのがコスト上最も有利になります。
 図1に示すように、各社のシーケンサとは、プラグイン形のPLCインタフェース(形式:SMDL)で接続します。PLCインタフェースは、シーケンサの種類ごとに専用のI/Oドライバーソフトが用意されます。
 (1)シーケンサとの接続方法
 シーケンサ側のインタフェースには、計算機リンクユニット(本来、パソコンと接続するためのもの)を使用します。
 PLCインタフェースとシーケンサ間は、RS-232-C(9,600bps)で接続します。
 シーケンサのデータは、PLCインタフェースにより「制御カードが使用している機器間伝送端子ブロックと同じデータ形式」に変換されます。したがって、PLCインタフェース1台で通信できる入出力点数は、すべて接点信号に割り付けた場合、最大512点になります。
 16個の機器間伝送端子に割り付けるアナログ入力/アナログ出力/接点入力/接点出力の区別は、シーケンサの計算機リンクエリアにシーケンサの命令語でプログラムします。
 (2)シーケンサ用命令語の統一
 シーケンサのI/Oを直接、計算機リンクエリアに割り付けるとシーケンサは、単なるリモートI/Oとして動作します。このリモートI/O信号を制御カードの機器間伝送端子により入出力し、制御カードに内蔵されているシーケンス制御ブロックを使用してシーケンス制御を行えば、シーケンサメーカーごとに異なるプログラム手順を使わずに、MsysNetシリーズのシーケンス命令語に統一することができます。


     

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