ンタフェース(形式:SMDR)は、ソフトウェアで実現するテレカプラ伝送端子ブロックを内蔵していますが、さらに演算器やシーケンサ機能も持っています。これらを組み合わせて、親局と子局間の信号の組合せや通話タイミングの指定などを行います。これらのシステムを構築する際、スーパーDCSと同一のビルダーソフトが使用できます。

 10.パソコンによるリモート監視

 パソコンによるリモート監視を行うとき、最も面倒なのはそれを実現するパソコン用ソフトの準備です。MsysNetシリーズでは、この用途にも監視・操作ソフト(形式:SFD)が使用できます。次に、この応用例を示します。
 (1)テレカプラによるロギング
 図2は、パソコンを使用しないテレカプラ システムですが、これに図3に示すようにパソコンと監視・操作ソフト(形式:SFD)およびRS-232-C/RS-485変換器(形式:LK1)を付加するだけで、テレカプラによるデータ ロギング システムが実現します。
このシステムでは、親局側のアナログ/接点入出力ユニットが不要であれば、取り外すこともできます。
 (2)装置のリモート監視とリモート メンテナンス
 図4に示すテレカプラ システムを装置に付加すると、装置のリモート監視やリモート メンテナンスが簡単に実現できます。
 このアプリケーションは、装置メーカーが、制御システムを含めて保守契約を行うパッケージ ボイラー、排煙脱硫装置、小形ゴミ焼きプラント、小形ビル管理装置などに応用されます。
 このシステムを実現するとき、従来は、専用のテレカプラ用信号入出力装置が必要でしたが、MsysNetシリーズでは、シームレス統合化により装置側のI/Oは、制御用と共用できるようになり経済的になりました。
 ここでも、監視・操作ソフト(SFD)が使用されます。

 おわりに

 メモリICの容量の単位は、この10年間に「k(キロ)ビット」から「M(メガ)ビット」へと、1,000倍になりました。MsysNetシリーズは、このICの進歩を取り入れて、ほかに例のないアプリケーション システムのシームレス統合化を実現しました。この特長を生かした新しい計装システムが多数出現することを期待しています。

     


















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