6.温調計+PLC(シーケンサ)システムとの比較

 “温調計+PLCシステム”は、本来、ループ制御とシーケンス制御が密結合しているDCSの用途です。しかし、今まではコストが引き合う小形DCSが市場になかったために、やむを得ず採用されてきました。ここでは、ループ制御出力8点、接点入力32点および接点出力32点のシステムを例にとって比較します。

制御と監視の機能分離

 パソコンは、ハードディスクやCRTなど、本質的に寿命の有限な部品を使用しています。この欠点を避けるために、DCSでは、制御部と監視操作部(マン マシン インタフェース部)の機能を分離しています。
 DCSの監視操作部に対しては、測定値を読み出したり、PIDループの設定値を与えるという役目に限定し、制御に関する機能は持たせません。したがって、監視操作部が故障しても、予備品に切り換える間、制御は継続します。“温調計+PLCシステム”と“スーパーDCS”とで、この機能分離がどのようになされているかを比較します。

     



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