パソコン計装システム第3回
小規模計装用最適化集中監視システム

日新システムリンク(株) システム開発課
計装システムグループ グループリーダー


 はじめに

 ここ数年、パーソナルコンピュータの世界にも低価格化、高機能化の時代が訪れ、一気に私たちの身近な存在になってきました。そして、パソコンを使用した集中監視システムについても各社から様々な製品が発売され、それを利用しようとするユーザーの方々を悩ませるようになってきています。
 一般に集中監視システムといっても、その機能、用途には様々なものがあり、また、ユーザーの要求もそれぞれに専用システムの開発が必要ではないかと思われるほど多種多様なものになってきました。
 一方、 集中監視システムの導入に際しては次にあげるような種々の問題点があるため、なかなか導入に踏み切れないという現実を生んでいるようです。
 I.システム導入にコストがかかりすぎる。
 II.システムの構築に時間がかかる。
 III.社内にシステム導入のための専任担当者がいないとはかどらない。
 IV.パッケージソフトには、不要な機能があったり、欲しい機能がなかったりと、対象装置に最適な機能が整っているものが見つからない。
 V.オペレータの教育に時間がかかる。
 VI.キーボード恐怖症の人がいる。
 VII.粉塵、振動などシステム設置環境に問題がある。
 機能、規模、予算などから集中監視システムを考えると、入出力点数が200点以上の中・大規模計装システムには、DCSシステムや専用機器による高機能型監視システムを使用し、200点以下の小規模計装システムには、汎用パソコンによる集中監視システムを使用するという区分けをすれば、効率の良い、コストパフォーマンスに優れたシステムが組み上げられると考えられます。
 ここでは、入出力点数50~200点規模の計装に適した集中監視システムとして日新システムリンクが開発したPC MONITORING『MIHARI』を紹介します。
1.システムの特長

 PC MONITORING 『MIHARI』は日新システムリンクの計装業界での30有余年にわたる経験を基に開発され、以下のような特長をもっています。
 (1)イージーオーダ方式
 計装の専門家がいなくても、ユーザーがシステムを作りあげられるよう、打ち合わせからシステムの構築、作成、そして現地調整までをパックにしたパッケージソフト方式を採用しています。
 (2)イージーオペレーション
 すべての方に違和感なく使用していただけるよう、操作の簡単なマウスオペレーションを採用しています。
 画面の展開は、画面下部に常時表示されているアイコンをクリックするだけで行えます。また、各種データの設定や変更も、設定し

 
     

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