ラント規模に見合った適切なサイズ(設備規模)があり、ユーザーはこれを適切に選択しています。
 このたび、エム・システム技研のスーパーDCSを用い、ユーザーニーズに応じて、使いやすいシステムとして納入できるDCSダウンサイジングシステムを開発しました。以下、その内容について紹介します。

 2.DCSダウンサイジングシステムの特長

 図3にシステム構成を示しますが、システムは大きく3つに分けられます。(I)はFAパソコン(リアルタイム マルチタスク OS使用)を主体とした制御部で、これはコンソール内に収納されます。(II)はPID制御機能を持ったワンループ調節計部です。さらに(III)はシーケンス規模が大きくなった場合のオプション機能としてシーケンス制御を実行するシーケンサ部です。これらが、MsysNetの伝送ラインを通じてネットワークを構成しています。フィールドからの信号はPID制御ユニット、またはシーケンサを通じて入力されます。
 このシステムの特長は次に挙げる通りです。
 I.コストが安価である。
 II.システム構成上、汎用機器が使用できる。
 III.小ループから数十ループまでの小規模システムに対応可能である。
 IV.メモリを二重化し、かつコストパフォーマンスを向上させている。
 コストが安価である理由は、基本ハード構成としてエム・システム技研のスーパーDCSを使用している点にあります。スーパーDCSはパソコンに見合ったコスト体系になっているため、圧倒的に高いコスト競争力をもっています(MS TODAY1994年2月号6ページ参照)。また、システム構成上はパソコン監視部、シーケンサ、調節計制御部が分離されており、メンテナンスがしやすく、そのうえに、汎用シーケンサを使用できるメリットもあります。制御対象規模としては、小規模の生産設備への対応に留意し、最大でも数十ループにとどめ、システムエン

     





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