してある各種の監視操作画面の構成を変更する必要があります。こうした画面構成の定義は、オペレータ インタフェース構成用のビルダーソフトを使って空欄記入方式で行います。この作業にはコンピュータプログラミングの知識は必要ありません。

 オペレータ インタフェースの基本機能

 本ソフトのオペレータ インタフェース機能はパネル計装による運転方式を参考にして設計されています。この点は専用CRTを使用したDCSのオペレータ ステーションと同様です。
 パネル計装では、互いに関連がある制御ループの調節計や指示計は操作パネル上で人が操作しやすい位置にならべて取り付けます。こうした計器にはタグ名称が振りあてられています。また、プラントのプロセス フローをグラフィック表示し、グラフィック盤上に指示計を取り付けてプラントの稼働状況が一目してわかるようにする方法が使われています。一方、プラントの警報状態を監視するためにアナンシエータパネルを設置することもあり、重要な入力点はレコーダによって記録されます。こうした構成により、プラント全体の監視から特定の制御機能単位での監視操作、さらに1ループ単位での監視操作を行います。
 SFDでは、このようなパネル計装の優れた機能を参考にして以下に列挙する各種の操作画面を備えています。この中には、コンピュータ特有の情報処理機能を生かしたアラーム サマリー画面も含まれています。画面の概略仕様を表2に示します。
 (1)オーバービュー画面(図2)
 プラント全体を監視するための画面。パネル計装でのアナンシエータパネルのように全計器の異常を監視するとき使用する画面です。
 (2)グループ表示画面(図3)
 互いに関連する8台の計器がパネルに並んで取り付けられた状況をイメージできる画面です。この画面を使えば、関連するほかの計器の状態を監視しながら、特定の計器の設定値や出力値を操作できます。
 この画面からチューニング画面を呼び出すと、制御ループのトレンド表示を見ながらPIDパラメータの調整ができます。

     


























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