ながらPIDパラメータの調整が行えます。また、調節計の警報設定値や制御出力の制限範囲の変更なども行えます。

 オペレータ インタフェースビルダー

 プラントの運転開始前には、オペレータ ステーション機能を設定する必要があります。そうした作業はオペレータ インタフェース用ビルダーソフトで行います。図9にビルダーソフトと監視操作ソフトの位置付けを示します。
 ビルダーソフトでは、最初に制御ユニット内の制御カードの割り付けを定義します。次に制御ユニット内の調節、演算ブロックなどのタグナンバーを登録します(図8)。タグナンバーの登録に際してはキーボードからの入力が必要です。しかし、一度登録されたタグ名称はメモリに保存され、以後の作業ではキーボードからの入力は必要ありません。登録されたタグは各種の操作画面の構成を定義するために使います。
 たとえば、グループ表示画面では、表示する計器の配列を決める必要があります。
 グループ表示画面へのタグの割り付けは、ウインドウに表示された登録済みのタグ名称から必要なタグをマウスで指し示すだけで済み、面倒なキーボードからの入力は不要です。
 グラフィック モニタ画面は使いやすいグラフィック エディタで作成します(図10作成途中の画面)。

 おわりに

 ここに紹介したスーパーDCS用監視操作ソフトは通常規模のプラントを監視操作するために必要な基本機能をすべて備えています。とくに制御ループ操作を快適に行うため、ウインドウ指向のユーザー インタフェースを取り入れた点に注目いただきたいと思います。

 
     
<前ページへ次ページへ>

*. 本ウェブサイト上に掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。記載内容はお断りなしに変更することがありますのでご了承ください。

*. 本ウェブサイト上の表示価格には消費税は含まれておりません。ご注文の際には消費税を別途頂戴いたします。

MG 株式会社エムジー

Copyright © 1992 MG Co., Ltd. All rights reserved.