ホットライン日記


東京/0120-18-7270
大阪/0120-18-6321




 Q::容積式流量計を使って流量を測り、出力を重量流量目盛で表示したいと思います。温度変動の影響を自動補正する具体的方法を教えてください。





 A:容積式流量計の出力を重量流量目盛で表示するためには、重量流量(G)=容積流量(Q)×密度(γ)の演算を行います。ここに流体の密度(γ)は温度により変わります。エム・システム技研のデジタル式演算変換器(形式:JF-□□-□/4)を使って、この補正を自動的に行うことができます。この補正システムの機器構成を図1に示します。
1.演算式
 X0=K0(K1X1+A1)(K2X2+A2)+A0・・・(1)
  ただし、X0:温度補正後の重量流量信号
      X1:補正前の容積流量信号
      X2:温度信号
      K0~K2:演算係数
      A0~A2:演算バイアス
2.係数とバイアスの算出
 次の具体例について係数とバイアスの算出手順を説明します。
【例】Q:容積流量測定レンジ0~1000l/min
    γ:流体密度0.8g/cm3(20℃において)
    β:液体膨張率0.001/℃
    t:温度変換器のレンジ0~50℃
   G:重量流量測定レンジ0~1000kg/min
(1)式の温度に関係する項は、(K2X2+A2)・・・(2)
この式のK2とA2をまず算出します。
0℃、50℃における密度を膨張係数の値(0.001/℃)から求めると表1に示す結果が得られます。


   ただし、γ20:20℃における密度
       γ0:0℃における密度
       γ50:50℃における密度


     



















 
<前ページへ次ページへ>

*. 本ウェブサイト上に掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。記載内容はお断りなしに変更することがありますのでご了承ください。

*. 本ウェブサイト上の表示価格には消費税は含まれておりません。ご注文の際には消費税を別途頂戴いたします。

MG 株式会社エムジー

Copyright © 1992 MG Co., Ltd. All rights reserved.