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ロードセルの荷重を統一信号に変えるロードセル変換器(形式:LC、LCS)

 身近なところで、日常家庭で使われているデジタル表示式体重計、肉屋さんなどの店先で見かける電子料金はかり、また数十トンもの重量を計るトラックスケールなどには、荷重測定用センサとしてロードセルがよく用いられています。
 ロードセルは、荷重を受けて弾性変形する受感部にストレーンゲージを接着して、その微小な変形を電気信号として取り出すようにしたものです(ストレーンゲージは金属やある種の半導体の電気抵抗が歪量に比例して変化する性質を利用したセンサです)。
 ロードセルの出力信号はメーカーおよび、機種によって異なりますが、2mV/Vが一般的のようです。これは、ロードセルのブリッジ抵抗への印加電圧1Vにつき定格荷重による出力信号が2mV得られるということです。印加電圧としては12V以下が推奨されている場合が多いのですが、たとえば5Vを印加していたとすると定格荷重時の出力信号として、2mV×5=10mVが得られることになります。しかし、このままでは計器やレコーダに入力しても受け付けてくれませんから、いったん統一信号に変換する必要があります。ハイ、お待たせしました「ロードセル変換器(形式:LC、LCS)」の出番です。
 LC、LCSを汎用のロードセルに接続すれば、受信計器が受付ける統一信号が得られます。LC、LCSの特長は、プラグイン式であることは当然として、印加電圧設定、ゼロ調整、スパン調整がパネル前面からできること、液晶式入力指示計を付けられることなどにあります。
 印加電圧は、標準的には5Vにセットされていますが、2~10Vの間で可変です。風袋引調整はゼロ調整で、感度調整はスパン調整で行います。入力指示計にはリニアライズされた後の信号を%でデジタル表示します。システムの点検や確認の際にはたい

     









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