入できますが、このソフトの代表的メーカー（アメリカ）の社員数は約千人の規模です。これだけの企業が、数千万人を対象にして作ったソフトです。一度使用してみれば、その優れた機能に対比して、価格が只（ただ）のように感じることと思います。プロセス工業の現場では、あまり使用している例を見かけませんが、同じ会社でも、事務所に行けば必ず使用しているはずです。

　企業のトータル管理（CIM）

　パソコン用マルチタスクOSを採用することにより、製造ラインの制御用パソコンも事務所のパソコンも同じネットワーク（イーサネットなど）に接続できます。この結果、制御および事務処理の融合化が進むことでしょう。今まで多階層のネットワークで実現することが提案されてきた大げさなCIMも、驚くほど簡単に実現してしまいます。

　8．CRT表示装置の比較

　パソコンのハード･ソフトにわたる大きな進歩を十分に享受活用することによって、スーパーDCSの監視･操作部は従来のマルチループDCSにない様々な特長をもっています。その具体的内容を下の比較表に示します。

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