10.CRT操作+個別ループ操作

CRT画面だけではループ操作が困難なことがあります。

 ボイラーの例

 数10トン/h規模以上のボイラーでは、起動時に、給水弁、燃料弁、空気弁および蒸気圧力調節弁の手動操作を行います。これらの弁は相互に緊密に関連した手動操作が必要です。
 そのため、各弁には個別にアナログバックアップ(形式:ABF2)を使用します。アナログバックアップを使用すれば、自動-手動間の切換が双方向バンプレスでできます。
 また、ABF2は、外部接点からの手動指令信号を受けたとき、あらかじめ設定された時間(数秒)さかのぼった値(MV)を出力する機能を持っています。すなわち、プロセスが安定しているときの出力値を記憶しておき、それを出力することができます。

 バーナー着火時の手動操作

 着火時に、手動操作が必要なバーナーがあります。このときは、バーナーの側にアナログバックアップを設置します。着火が完了した時点で、アナログバックアップ側でCAS(カスケード=リモート)に切り換えると、操作権はバンプレスにCRT側に切り換わります。

     

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