仕様・性能特長

 ■MMA-100
  構造:壁取付形前面端子構造、端子カバー付
  故障表示:サージ吸収素子の異常によるヒューズ断時にLED消灯
  寸法:W70×H85×D120mm
  重量:約600g
  放電開始電圧
   線間:190V以上
   線-接地間:680V以上
  制限電圧
   線間:400V以下
   線-接地間:800V以下
  応答時間:0.01μs
  放電耐量:10000A(8×20μs)
  最大負荷電流:10A
  内部直列抵抗:0.4Ω以下(往復2線)

 ■MMD-24
  構造:壁取付形前面端子構造、端子カバー付
  寸法:W60×H65×D115mm
  重量:約500g
  放電開始電圧
   線間:30V以上
   線-接地間:290V以上
  制限電圧
   線間:50V以下
   線-接地間:800V以下
  最大線間電圧:30V
  応答時間:0.01μs
  放電耐量:10000A(8×20μs)
  最大負荷電流:100mA
  内部直列抵抗:0.4Ω以下(往復2線)

















































     

設計者からのコメント

(株)エム・システム技研 開発部 副部長


落雷による被害は、山火事を引き起こしたり、ゴルファーを感電死に至らしめたり、街ぐるみが停電になったりします。しかし、そうした直撃雷だけが雷の被害ではありません。雷が落ちることにより、近くにある送電線や通信ケーブルに誘導雷サージが発生し、ケーブルの両端に接続されている電子機器が破壊されるという二次的な被害が発生します。ある地域の電話回線網が通じなくなったり、銀行のオンラインシステムがストップしたりすることは時々聞かれます。これらの原因のかなりの部分を雷が占めていることは間違いありません。
 さて、こうした雷の被害を防ぐ手段としては、直撃雷を避けるためには避雷針があり、誘導雷からの被害を避けるためには避雷器があります。
 天災である雷を、機器の破壊という人災にしないためには、高性能な避雷器とそれを効果的に活用できる正しい知識が必要です。
 エム・システム技研の避雷器には、累積出荷台数60万台という実績に裏付けられた性能と、発売以来23年という経験に基づいたノウハウが凝縮されています。
 今回ご紹介しました電源用避雷器は長寿命・超高速応答の特長以外に次のような安全面での配慮も加えました。
 電源用避雷器には、たび重なる雷サージによって電圧制限素子が劣化すると、漏れ電流のため電圧制限素子が加熱し、火災事故に発展する可能性があります。そのため、ヒューズなどを使用した保護回路を完備しておくことが必要です。ただ、このヒューズは供給電源を遮断するのではなく、電圧制限素子の異常による過大電流により、素子を回路から切り放すように動作します。これは、供給電源を突然切るとシステム全体としてかえってトラブルを生ずる場合があるためです。
 さらに、ヒューズが切れたことを示す表示ランプが付いていることは言うまでもありません。








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