ホットライン日記


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 Q:3つの流量信号を3入力形演算器で加算したいのですが、1つのレンジが小さ過ぎて加算演算器のゲイン(換算係数)の設定範囲以下になってしまいます。このときの対策、方法を教えてください。流量計レンジは、次のとおりです。
    Q0=Q1+Q2+Q3
    Q0:0~500m3/H
    Q1:0~49.60m3/H
    Q2:0~0.40m3/H
    Q3 :0 ~450m3/H






 A:このご質問の場合、加算する3つの入力の中の最小レンジ(Q2)と出力レンジ(Q0)との比が0.0008になります。ご使用の演算器で設定できるゲイン(換算係数)は±29.999(分解能が0.001)で、今回のケースではQ2のゲインがこの分解能以下となって、ご質問の通り設定不可能です。さらに、演算器の精度が±0.1%であり、このことからもQ2はQ0に対し精度誤差以下となって、意味をもちません。演算器には統一信号(DC4~20mAまたはDC1~5Vなど)で入力されますが、この信号に対する実際の流量の比が3桁以上も違うと、実際に加算しても意味がありません。ご注意ください。
 当社のスペックソフト形3入力デジタル式演算変換器(形式:JFK)では、差圧式流量計の温度、圧力補正演算、開平、加減算、乗算、除算、乗除算など演算式の選択、またゲイン(係数)、バイアスの設定などをプログラミングユニット(形式:PU-2)のキーボード操作によって簡単に行うことができます。ご質問を機に、JFKの仕様の概要を次に紹介します。ご参照ください。
■仕様
形式:JFK
 入力信号:DC4~20mAまたはDC1~5V
 出力信号:各種直流電流または直流電圧信号
 設定可能項目:プログラミングユニット(形式:PU-2)によりキーイン設定
 ●演算式(差圧式流量計の温度・圧力補正、加減算、乗算、乗算と除算、加算と乗算、加算と除算、除算と加算)
 ●ゲイン(換算係数):±29.999
 ●バイアス:±299.99%
 ●ゼロ、スパン調整
 ●演算器の出力端子を通して模擬出力を設定供給電源:AC100、110、115、120、200、220、240V
DC12、24、48V

     










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