自動化に不可欠な信号変換器

(株)エム・システム技研 技術顧問 技術士

 1.信号変換器の役割

 1つのシステムの中に含まれる機器と機器の間、あるいはサブシステムとサブシステムの間に置いて両者間での信号のやり取りを可能にし、両者を結び合わせるインタフェースの役割を果たす回路または装置を一般に「信号変換器」と呼んでいます。様々な信号変換器を使うことによって多様なシステムを実現することができ、それぞれのシステムにそれぞれの目的にかなった機能をもたせ動作させることが可能です。
 自動化システムを構成する際、機器間をつなぐためのインタフェースとして信号変換器を欠くことはできません。言い替えると、PA、FA、LA、BAなど様々なオートメーション(自動化)において計測、制御そして信号伝送は必須の機能と言えます。そして、これらの機能を実現するためのシステムには必ず信号変換器が使われます。
 典型的な例として、プロセス計装の分野における単純な温度制御システムをとり、機器構成を図1に示します。水槽中の水の温度を検出する温度検出端(この例では























     





 



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