今月のアプリケーション

等速応答変換器とソフトリニアライザの組合せによる
演算器とソフトリニアライザの組合せによる
雰囲気炉中の酸素濃度測定


 はじめに

 ジルコニア式酸素濃度計(以下O2センサと略)の発生起電力とR熱電対で計測した炉内温度信号を使い、演算器とソフトリニアライザによって酸素(O2)濃度を求める方法を紹介します。
 この酸素濃度測定法は、たとえば「浸炭炉におけるカーボンポテンシャルコントロール」などに応用されています。浸炭炉とは、金属材料の表面強化のために使われる装置であり、炉内の酸素濃度を調節することによって金属表面の炭素量を制御します。
 図1に酸素濃度測定システムの機器構成と信号の流れを示します。また、酸素濃度を求めるにあたっては、次の条件式(1)を用います。



  1.使用機器

 機器の選定にあたっては、O2センサのレンジ変更、演算器での係数とバイアス値の設定(酸素濃度と出力の間の特性の設定)が自由に行えるスペックソフト形(マイコン搭載のデジタル演算方式)

     

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