3.計器ブロックの構成方法

 図3に制御カード内部の計器ブロック構成を示します。実線はアナログ信号を、破線は接点信号を示します。G01、G02、G03、G81は、スーパーDCSのプログラムルールに従って付けたソフトブロック番号です。接点信号は、すべてシーケンサブロックのリレーロジックで処理します。

 4.A/M切換、C/L切換の動作説明

 ●1次ループ(TIC)の出力は、常に自動になるようにシーケンサで指定します。
 ●2次ループ(FIC)がカスケード設定のとき
 AUTOのとき:カスケード制御が行われます。
 MANUのとき:パソコンのループ画面から手動操作ができます。このとき、1次ループのMV(2次ループのSP)は、2次ループのPV(入力信号)にトラッキング(追従)しています。したがって、この状態でAUTOに切り換えてもバンプレスに切り換わります。
 ●2次ループ(FIC)がローカル設定のとき
 AUTOのとき:ローカル制御を行います。1次ループの制御出力MVは、2次ループの測定値PVに外部帰還によりトラッキングしているので、カスケード制御に切り換えてもバンプしません。
 MANUのとき:パソコンのループ画面から手動操作ができます。この状態でAUTOへのバンプレス切換が可能です。
【高橋 和章・(株)エム・システム技研 取締役製品担当】


     



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