手のひらサイズのテレメータ
(形式:DAST-20)の特長と応用


(株)エム・システム技研 取締役 企画営業部長


 はじめに

 1985年の「通信の自由化」によって、(財)電気通信端末審査協会の適合認定を受けた通信機器であれば、面倒な手続きを必要とせずにNTTの電話回線に接続することが認められるようになりました。このように規制緩和の波は次々と安価で信頼性の高い機器を手軽に使用できることを可能にしてきました。
 また、半導体の驚異的な発達は携帯電話やファクシミリなど通信分野にも大きな変革をもたらしました。これは計測の世界でも例外ではなく、大きなキャビネットほどもあったテレメータ装置を手のひらに乗る大きさにまでコンパクトにすることを可能にしました。
 エム・システム技研は、従来より上下水道用テレメータ、テレコントローラ(以後テレメ・テレコンと略)を多くのお客様に納入し、ご好評をいただいてきました。その実績をもとに、お客様より寄せられた「少量のアナログ信号と接点信号を同時に伝送できるコンパクトなテレメータはありませんか」とのご要望を実現したのが“手のひらサイズのテレメータ(形式:DAST-20シリーズ)”です。今回はこの手のひらサイズのテレメータの特長と応用例を紹介します。

 1.DAST-20シリーズの特長

 (1)小形プラグイン構造
 モデムユニット、入出力ユニット、エム・レスタ(避雷器)ともプラグイン構造になっています。このため、入出力ユニットを自由に交換することができ、用途に合わせて入出力点数を選定できます。さらに、収納盤の耐圧試験をする

     
 












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