ときに、各ユニットを着脱することができ、たいへん便利です。
 テレメータを使用するときに注意しなければならないのが、信号線や電源線から侵入してくる雷サージの問題です。DAST-20シリーズは信号線用の避雷器(エム・レスタ)が標準装備されています。避雷器もたび重なる雷サージを受けると、機能が低下しますので定期的にチェックし、交換が必要になります。このとき、エム・レスタはワンタッチで交換できますので、避雷素子が一体となっているテレメータの場合のように本体を修理する必要がありません。
 DAST-20シリーズは手のひらに乗る大きさ(幅180mm、高さ160mm、奥行き170mm;ケーブルスペースは別に70mm以上必要)で、壁掛け盤や奥行の浅い盤内に収納でき、省スペース化が図れます。
 (2)小容量の入出力伝送の決定版
 接点信号やアナログ信号がそれぞれ2~4点程度点在する計測システムは頻繁にみられます。このような少点数の信号を遠方に伝送するとき、従来のテレメータ装置ではコスト的に見合いませんでしたが、DAST-20シリーズはこのような少点数の伝送に最適です。DAST-20シリーズの入出力点数は表1のとおりです。
 (3)NTT専用回線は2種類
 信号を伝送するにはNTTの専用回線を使用しますが、それには経済的な50bps(符号品目)とスピードの速い300bps(帯域品目)の2つから選べます。この通信速度の変更はプラグイン構造のモデムユニットを交換するだけででき、テレメータすべてを交換する必要はありません(ただし、NTTへ使用回線の変更の届出が必要です)。これもプラグイン構造ならではの特長です。
 遠方に信号を伝送するときにはNTTの専用回線を利用するのが経済的ですが、DAST-20シリーズは工場内の構内回線に余分があるとき、新たに信号線を敷設することなく既設の構内電話回線を利用して信号を伝送することもできます。
 (4)自己診断機能付
 各種の自己診断機能がついていますので、安心してお使いいただけます。
 無通信検知:伝送ラインの無通信および断線を検知。
 CPU動作監視:ウオッチドッグタイマによるCPUの故障検知。
 メモリチェック:内部メモリのサムチェックエラー検知。
 電源電圧監視:CPU供給電源の10%低下検知。
 (5)エム・レスタを標準装備
 すでに紹介しましたように避雷対策として実績55万台のエム・レスタが標準装備されています。この信号線用避雷器の避雷素子はプラグイン式であり、伝送中でも通信を遮ることなく安全に交換できます。避雷器の修理によるダウンタイムもありません。
 さらに、エム・レスタシリーズ

     
























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