ると十分にDCSにとって変わり得るシステムであると思われます。
 その他、現場計器などでは、防爆型コントローラ付発信器や内弁部の差圧で流量も計る発信器不要の流量調節弁など、非常に興味深いものがありました。
 ISAショーへの参加は世界の計測・制御の今後の動向を見るという面で私にとってとても勉強になりました。

'94 ISAショー視察ツアーに参加して

轟産業株式会社
 高橋 静雄

 今回初めてISAショーを見学しましたが、日本国内の展示会と違って各出展会社とも展示品についての過大表現もなく、内容を的確にアピールしているように思えました。
 日本の計装業界において2~3年後の方向性を見るうえでは、価値ある展示会でした。とくに私たち轟産業の参加者としては、アメリカにおける計装ソフトウェアについての動向を見ることができ、今後の仕事に大いに役立てていけると思います。
 フィールドバス、計装分野におけるダウンサイジング、汎用ソフトウェアの3点について展示してあるものが多く、コンピュータショーと間違うような展示会でした。
 日本の計装業界との違いは、個々の企業利益のみを追求し、フィールド機器からDCSに至るまで自社独自の製品で独占してしまうような戦略が、アメリカにはもうないようだと感じました。今後日本においても世界的な統一規格に準じた方向を持って企業努力していかないと、世界の中でとり残されてしまうのではないかと思います。
 これからもチャンスがあれば毎回ISAショーを見学していきたいと思います。

'94 ISAショー視察ツアーに参加して

英和株式会社
 外海 敏夫

 海外旅行の経験のない私にとって、今回のISAショー視察ツアーは、初めての経験であり、興味と不安半々の旅行でした。
 空港を出て初めてアメリカの地に立った第一印象は、日本のように単一民族国家ではなく、様々な人種に属す人々が調和し生活しており、食生活の違いから巨大な人が多いということでした。
 ISAショーの開催されているアナハイムは、緑の多い町です。本来水の少ない地区の町なので、利水などの緑に対する管理制度、設備が確立しており、緑の保全に力を入れているのが強く感じられました。
 商社に所属する私にとって、今回のISAショー見学は、未知の方式、日本に紹介されていない商品を知る点に重点を置き見学を行いましたが、海外初体験、話せる言葉は日本語のみの私にとって説明員の熱心な説明には感心しましたが、その内容になるとほとんど不明、目で見て今までの日本での知識、経験だけでその会社、商品群を理解するという内容になりました。電話回線伝送用センサ、コントローラ内蔵センサ、アイデアを加味したセンサ群、プラスチック製電磁流量計、各種の伝送システム等々が出展されており、自分としては満足のいく見学ができたと考えています。
 全般的に不況を反映してか思っていたほど華やかさはありませんでしたが、何とか売ろうとする熱気とWindowsなどパソコンを使用したシステムが一般化している現状を認識できたことは、大変有意義でした。

     











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