普段は異常通報装置、いざとなればテレメ・テレコン
テレカプラミニ(形式:22R)



(株)エム・システム技研 取締役企画営業部長


 はじめに

 今回ご紹介するテレカプラミニ(形式:22R)は、すでに使用している電話回線を利用して、遠方にあるポンプ場・配水施設などの運転異常時の自動通報やポンプなどの遠隔制御を実現できるコンパクトでコストパフォーマンスの高い通信装置です。
 携帯電話やファクシミリなど通信機器が大幅に発達してきた現在、上下水道設備などの集中監視装置も大きく変革していくことでしょう。
 エム・システム技研は、小容量テレメータ(形式:DAST-20)を発売し、すでに多くのお客様にご採用いただいてまいりました。
 一方、お客様からは「普通の電話回線で遠隔測定や制御ができないか」、「面倒な手続きが不要で、ランニング コストの安い通報システムはできないか」などのご意見をいただき、それにこたえてここにテレカプラミニ(形式:22R)を1995年1月より発売します。

 1.テレカプラミニの特長

 (1)NTT電話回線利用
 異常時にはオートダイヤルを行い、中央にアナログ信号や状態信号を伝送します。また、電話機のダイヤルを回すことにより、子局を呼びだし、ポンプなどの起動停止を行うことができます。普通の電話回線を使用しているため、通信していないときにはランニング コストがかかりません。
 (2)手のひらサイズのプラグイン形
 22Rはプラグイン形であり、メンテナンスが容易です。また、小形・軽量であるため、監視盤や現場盤の小さなスペースにも収納できます。
 (3)小容量テレカプラの決定版
 最大アナログ4量、接点信号4点までを取り扱える電話回線利用伝送装置です。 さらに、表示4点、制御4点も取り扱えます。
 (4)入出力信号
 本製品はパソコンやソフトウェアが不要のため、設置すればすぐ動作します。
 (5)各種設定が可能
 プログラミングユニット(形式:PU-2)を使って、警報状態や電話番号などすべての設定ができ、遠隔地にある22Rの設定変更も手元から行えます。また、アナログ入力1量ごとに上限、下限の警報を設定できます。

 2.機器仕様

構造:小形プラグイン構造


     










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