ので、大きな展示会になることが予想されます。エム・システム技研では来年のニューオーリンズで開かれるISAショーでも、視察研修ツアーを主催する予定です。皆様方のご参加をお待ちしています。

'94 ISAショー視察ツアーに参加して

富士電機株式会社
 柿原 康宏

 展示会場は、約600社以上が大小数々のブースで出展していました。短期間ですべてを見学することはできないので、メーカーを絞ることにしました。
 どの会社も必ず「どのような仕事をしていますか」「どの商品に興味がありますか」などを聞き、使う人にあわせて、熱心にPRを行っていました。
 印象に残ったのは、まずフィールドバスの統一化が図られつつあることで、各メーカーはそれにつながることが当然のように表現していることです。さらに、ローカル機器(変換器など)に調節機能を付け、ダウンサイジング化が進展していることです。
 次に、パソコンなどを活用し、画面にプラントの絵やトレンドを出し、簡単に設定、監視ができることもPRしていました。これらCRTによる説明会のブースはいずれも好評であり、パソコンや計算機が生活の一部になっていることがうかがえます。
 これは、3日目にロス市警の管理室を視察したときも、パトカーの管理や通信をすべて計算機が司っていたことでもわかりました。
 今後は、フィールドバス(ローカルネットワーク)の統一化や生活に密着したパソコンの活用方法に対応していかねばならないと痛感しました。

'94 ISAショー視察ツアーに参加して

株式会社トキメック
 浜田 浩行

 昨年の5月までの8年間、ずっと医療器の開発に携わってきた私にとって、新たな流量計の開発という仕事で初めての出張が、このISAショー視察となりました。初めて他社の製品を見る機会が海外というまれな状況に置かれ、まわりからの風当たり(?)と、上司からのたくさんの課題に困惑する一方、後半の観光いや視察に胸をおどらせながら、このツアーに臨みました。
 ツアー前半のISAショーでは、効率良くまわらないと見きれないということで、テーマを3つにしぼり、あらかじめホテルでまわり方についてスケジュールを立てました。会場では週1回の英会話レッスンの成果を発揮(?)させ(みんなはこれを認めない)、できるだけ質問して話を聞くように努力しました。さすがのアメリカでも同業者に対しては写真、質問お断りのブースもありましたが、反対にブースのあちらこちらと連れまわすほど親切に説明してくれたところもあり、その会社の余裕みたいなものを感じました。そんなこんなで大変疲れた2日間でしたが、収穫もあり、いろいろと勉強になった展示会でした。
 後半については、欲張らずに余裕を持ってオプショナルツアーを選択すれば良かったかなと思いました。ちょっと慌ただしくて、その場を満喫できなかったのが残念でした。それでも、モントレーの風景は思い出に残るものとなりました。

'94 ISAショー視察ツアーに参加して

株式会社三鈴エリー
 平松 三生

 ISAショーの展示会場で、アメリカ勢、ヨーロッパ勢に比べ日本企業の出展はエム・システム技研など数社と数少なく、ISAショーは世界の代表的な計測展と聞いていた私にとって、日本勢の少なさには寂しい思いがしました。
 今回の出展の中でとくに興味を持ったのは、現場計器とDCSのマンマシンインタフェース(MMI)でした。差圧変換器にPID動作機能を持たせたマイコン内蔵型現場コントローラが出展されていました。現場環境下でのマイコンの信頼性が実証され、中央監視室との情報通信(計測、制御、異常診断)が問題なくできれば、今後増えていくのではないでしょうか。
 またDCSのMMIでは、本体はワーク ステーション(WS)またはPCで、オペレーティング システム(OS)は市販のUNIX、表示はX-WINDOW、マイクロソフト社のWindowsの採用が多くなり、今までのDCSメーカー一括のコントロールステーショ

     
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