ングを行います。

 1.システムの概要

 給水栓水自動モニタリングシステム“テレガード”で最も注目すべき部分は、従来から使われているテレメータシステムや中央処理装置を使うシステムとは違って、子局側(現場側)にエム・システム技研製の“テレカプラ”を、親局側にNEC製のパソコン(PC-98シリーズ)を使い、子局と親局との間を一般公衆回線で結んでいることです。現場に置かれた“テレカプラ”は、中央のパソコンによって設定された間隔で計測値をサンプリングし、メモリすることができ、現場装置の起動、停止も行えます。もちろん、設定された上下限値を超えた場合には、親局に自動通報します。

 2.システムの主な機能と特長

 (1)ソフトウェア環境
 NEC日本語MS-DOSとNEC日本語MS-Windowsに準拠したシステムプログラムを組んでいるため、操作性に優れ(すべてマウスで操作できます)、さらに個々のユーザー個別に対応する仕様変更が従来製品に比べ、より簡単にできます。
 (2)現場装置のスケジュール運転機能
 システムの開発コンセプトが「毎日検査の自動化」にあるため、各現場装置ごとにスケジュール運転を行わせることができます。したがって、従来の方式では現場装置を1日中(24時間)、常時稼動させていましたが、こうした方式のほか、スケジュール的(一定時間ごと)に稼動させる方式も採用できます。
 このスケジュール運転を行うと、あらかじめ設定した時刻、たとえば午前8時になるとパソコン側から現場のテレカプラに自動的に電話をかけて現場装置を稼動させ、各種センサ類のエイジング時間(計測値が安定するまでの時間)を30分程度とった後、測定信号をテレカプラに渡します(データサンプリング間隔は任意に設定可能)。最後に、データの収集と現場検査装置の停止を行います。このように計測しているとき以外は、現場装置が停止しているため、水道料金や電気料金などの、現場維持コストの低減ができます。
 (3)リアルタイムモニタ機能
 テレカプラの状態、アナログ信号の入力値(各種センサからの計測信号)、入出力接点(現場装置のオン、オフや警報状態)、そのほかパルスやトリガ信号などを任意の時刻にリアルタイムで監視・操作できます。
 (4)警報機能
 警報を現場側のテレカプラと親局側のパソコンの両方に、それぞれ別々に持たすことができます。さらに、各センサごとに警報の有効、無効の設定ができます。これら警報情報は必要に応じてプリントアウトしたり、メモリしておくことも可能です。
 (5)グラフ作成機能
 親局のパソコンに接続されたハードディスクに蓄積された現場からの計測データを、全項目あるいは任意の項目ごとに折れ線グラフや棒グラフにして表示することができます。このとき、時間軸・測定値軸ともに表示スパンを変更することができます。これらのグラフのプリントアウトも可能です。
 (6)報告書作成
 ハードディスクに蓄積されたデータを使って、日報、月報、年報の作成、プリントアウトができます。さらに、各報告書のヘッダー部分

     

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