“みにまる”は手のひらに納まるコンパクトタイプのプラグイン変換器です。プラグイン方式なのでメンテナンスが容易です。省エネルギー設計で、もちろん密着取付が可能です。また、DINレール取付と壁面取付ができる共用設計となっています。変換器本体は前面のローレットねじでソケットに固定します。ソケットとの接続が確実で、着脱も簡単です。
変換器の外形寸法は、同じくAC・DC両電源対応でハーフサイズ（M・UNITのほぼ半分の26mm幅タイプ）の従来製品と比較しても、大変小さくなっています（図2）。また、容積的には約6割になっていますので、スペースの節約に役立ちます。プロセス計装にはもちろん、とくにFA（ファクトリーオートメーション）の世界で多用されているシーケンサへの入力用として最適なうえ、各種機器に直接組み込んで使用するのにも適しています。
また、充実した機能をもたせながらも徹底した低コスト設計をしており、表1のように、豊富な機種とお手頃な価格を実現しています。
3．AC電源に対応
“みにまる”の大きな特長の1つにAC電源対応があります。近年、コンパクトサイズ変換器が多く発表されていますが、AC電源に対応できるものはまだまだ少ないのが現状です。AC電源に対応できれば、わざわざAC－DC電源を設置する必要がなく、FAなど省スペースを要求される設備にも適用できます。
加えてAC85～264Vと世界各国の電源仕様に対応していますので、輸出用設備や機器に組み込む場合、相手国ごとに変換器を選定する必要がなく、大変便利です。また、変換器の仕様を共通化できるので、在庫または予備品を持たねばならない場合は、その数量を減らすことが可能です。
4．DC電源に幅広く対応
電力設備、鉄道や通信設備、化学プラントなどでは一瞬たりとも運転を止めることができません。このような設備では、雷害その他の災害発生時に万が一停電が起こっても、システムが停止しないように、電源のバックアップが必要になります。このときに有効なのがバッテリによるバックアップで、これに対応した直流電源用の変換器が求められます。このような要求におこたえするため、”みにまる”では、とくに需要の多いDC110V電源を標準仕様（形式で選択）にしています。
さらに、BA（ビルオートメーション）の世界などで使用されているDC12V電源とDC24V電
