今月のアプリケーション

MsysNetのアプリケーション第3回
給水栓水自動モニタリングシステム“テレガード”
上水道における給水栓水管理の必要性


 はじめに

 日本で水道事業が始まって100年、最近10年くらいまでの水質保全・管理といえば、水源、取水、浄水段階での問題がほとんどで、上水の配水管路においては出水不良および低水圧地域の解消などが問題テーマとなってきました。しかし、最近、カルキ臭、トリハロメタンの問題などが大きく取り上げられるようになり、水道水の安全性に対する市民の不安も高まってきました。もちろん、源水の水質の悪化がこの問題に大きく関係していますが、配水管の末端における水質管理の必要性が高まってきたといえるでしょう。このような状況から、一昨年度には水道法が大幅に見直され、必然的にそれに対する対策が迫られています。しかし、現在の現場人員でそれを解決するのは難しいことと思われます。
 実施せねばならない水質検査の中で、重要度が高く、労力がかかるのが、毎日検査項目になっている色度、濁度、残留塩素の検査です。この毎日検査(1年に365回)の完全自動化を目的に、日研システムでは給水栓水自動モニタリングシステム“テレガード”を開発、販売を開始しました(図1)。この“テレガード”では毎日検査項目の色度、濁度、残留塩素のほか、pH、水圧、水温の自動モニタリ

     





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