るため、現場に光結合のためのスターカプラ(OSC)を置き、フィールド機器とスターカプラ間はそれぞれ1本の光ファイバで接続されています。
 また、スターカプラとマスタステーション(MS)間は最大8台までのフィールド機器に対して1本の光ファイバで対応できるようにシステム設計されています。
 伝送方式は1線式光ファイバによる半二重双方向光伝送方式、マスタ スレーブ方式によるスター状1:N伝送を採用しています。
 伝送内容は図2の通りです。すなわち、マスタステーション側からの呼び出し用のフィールド機器アドレスを先頭としたモードメッセージが送信され、呼び出されたフィールド機器はモードメッセージの質問に答える形で自分のアドレスを先頭にステータスメッセージとデータを0.2秒に1回、返送します。そのときに、センサ、アンプなどに異常があれば、その内容を併せて伝送します(図2参照)。
 スターカプラとマスタステーション間に光ファイバを2本敷設することにより、二重化システムを構築することも可能です。
 2)フィールド機器
 フィールド機器の種類は大別して、温度、圧力などのプロセス値を伝送する発信器とプロセス値を調整する操作端に分けられます。
 フィールド機器の供給電源方式としては、内蔵バッテリ方式と外部給電方式があります。表1にこれまでに開発されたフィールド機器の一覧を示します。
 図3に内蔵バッテリ方式の発信器のブロック図を示します。この図において発信器のセンサ部分は、従来の電子式発信器で使用されている方式、すなわち圧力や温度などのプロセス値の変化を静電容量や抵抗値、あるいは電圧の変化として捉え、CPU部で1/1,000の分解能をもつデジタル信号に変換し、発信します。
 CPU部には、マイコンが使用され、計測データおよび自己診断データの送信機能ならびに遠隔調整機能があり、インテリジェント発信器としての能力を発揮できます。また、これらの発信器は本質安全防爆構造にすることができます。

     















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