メンテナンスが実現できます。
 II.現場巡回の削減、適正化、保守情報の集中管理が可能となります。
 6)縮退監視が可能
 電池内蔵のフィールド機器は地震などによりメイン電源断のときでも作動可能です。たとえば、差圧式発信器を用いた貯槽のレベル監視は、停電時にも計器内蔵の指示計によって可能です。

 3.実施例の紹介

 前項で紹介した種々の特長が評価されて、TOPMACSシリーズは製油所オンサイト、オフサイト、石油やLPG備蓄基地、油槽所、空港給油設備、LNGプラント、製薬プラント、製鉄プラント、地熱発電プラントおよびガスプラントの坑井元などで多数使用されています。TOPMACSシリーズの適用例とその効果を表2に示します。
 その中から1つの例として、エム・システム技研製品を光制御システムに組み込んだ光式電動弁アクチュエータ(MOV)についてご紹介します。
 システム構成は図6に示す通り、シンプルなものとなっています。
 光式電動弁アクチュエータよりマスタステーションへの送信データとして、全開、全閉、開動作中、閉動作中、開トルクトリップ、閉トルクトリップ、起動不良、サーモトリップ、故障、リモート・ローカル、弁開度などの情報が光ファイバケーブルを通して送られます。
光式電動弁アクチュエータへの送信データとしては開指令、閉指令、警報リセット指令がマスタステーションから送られ、情報を交換します。
 マスタステーションと上位のDCS間で伝送される情報については上記のうちから、DCSの運転に必要な情報が選択されますが、かなりの情報量となるため、マスタステーションとDLC(エム・システム技研製品)間をRS-232-Cで、またDLCとDLA(エム・システム技研製品)の間はバスで結び、DLAでプロセスI/Oの取り合いを行ってDCSと接続します。

 おわりに

 最近、情報ハイウェーの構築が急務と言われており、光ファイバを家庭まで敷設することも検討されているとのことです。
 TOPMACSシリーズは耐ノイズ性、耐雷性、空気式なみの本質安全防爆性を特長とし、工場内のセンサと計器室を結ぶ光フィールドバスFFIをベースとしていますから、今後ますます脚光を浴びるものと期待されています。光式計器と上位DCS(たとえばスーパーDCS)との結合は光/電気フィールドバスインタフェースカードを使うことにより容易に行えます。
 なお、本記事に関するお問い合わせの際は下記にご連絡ください。
 オプトメーション株式会社 営業技術部
 〒230 横浜市鶴見区鶴見中央3丁目2番1号
 TEL.045-504-9096
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