コモンセンス

ロータリエンコーダから統一信号を引き出す

ロータリエンコーダ速度変換器(形式:JRPD)
ロータリエンコーダ位置変換器(形式:JRQD)


 日常、ちょっとした物の寸法や角度を知りたいときに、物差しや分度器を使うことがままあります。この場合に、これに刻み込まれた目盛りを直接肉眼で読み取る作業を、無意識のうちに行っています。この目盛りを、センサで自動的に読み取り、その結果をパルス信号で知らせてくれるものがエンコーダ(物差しに相当するのはリニアエンコーダ、分度器に相当するのがロータリエンコーダ)です。エンコーダ、特にロータリエンコーダは産業用ロボット、NC工作機械、エレベータ、金融端末機器、コンピュータ周辺機器、計測機器、通信機器、医療機器など幅広く使用されています。
 目盛り(またはそれに相当するもの)を読み取る方法はいくつかありますが、ここでは光学的方法について考えてみましょう。目盛りとしては光学的なスケールを使います。これに発光素子の光をあて、スケールの透過率または反射率を周期的に変化させます。そして受光素子を介してパルス信号に変えてカウントすればよいのです。
 目盛りを読み取る方向が目盛りの増加方向であるか減少方向であるかは、1/4周期だけ位相をずらせて配置した2個のセンサの出力の時間的タイミングの相違から判断できます。これは最も一般的なエンコーダ(インクリメンタル方式)のセンサ原理です。

     









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