拡張性に優れたプラグイン構造のテレメータ

DAST-30シリーズ



(株)エム・システム技研 開発部 副部長


 はじめに

 近年における電子技術の著しい進歩に伴い、電話機能を含む各種通信機能を実現するためのASIC<注1>ライブラリが大手半導体メーカーから一斉に発売される時代を迎えています。エム・システム技研でも、主要製品であるM・UNITタイプのプラグインケースの中にテレメータやテレカプラ<注2>を収納して、手のひらに載るサイズの製品を発売するまでになりました。
 テレメータは、上下水道設備を初めガス、水道、電気、ガソリンスタンドなど広域に分布する諸設備の情報を通信回線(専用回線)を用いて中央に集め、集中監視するための機能であり、20年以上前から実用されています。
 エム・システム技研では、高機能・低価格のパソコンを中央に置いて集中管理するシステムについてはすでに発売して久しく、多数の納入実績をあげています。ここに紹介するDAST-30シリーズは、小規模から大規模まで広範なシステムをカバーできる製品として開発した新しいテレメータです。

 1.システム構成

 DAST-30シリーズを使用する際の基本的システム構成を図1に示します。
 テレメータシステムはNTTなどの専用回線を使用し、遠く離れた場所にある設備の情報(データ)を中央管理室へ送ります。一般プラントの計装でなく、水道関係の



     







<注1>ASIC:専用LSI
<注2>テレカプラ:ダイヤルで呼び出す電話形テレメータ(エム・システム技研の商品名)






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