ように直接配線ができないような遠距離信号伝送の用途に適しています。
 専用回線モデムは、専用回線を用いてデータを伝送する際使われる信号の変復調装置です。パソコンで使用されているモデムとは多少異なりますが、原理的には同じ機能を果たします。
 エム・システム技研の専用回線モデムとしては、以下に示す製品(MODシリーズ)があります。
 MOD1:50bps専用回線モデム
 MOD2:300bps専用回線モデム
 MOD3:1200bps専用回線モデム
 MOD4:音声・データ同時通信モデム(300bps)
 テレメータ・インタフェースは、入出力ユニットで集められたデータをモデムに渡すための装置であり、モデムとの間の接続はRS-232-Cで行います。
 また、入出力ユニットは、現場からの信号(DC4~20mA、DC1~5V、ON/OFF接点信号など)をNestBus<注3>を介してテレメータ・インタフェースに渡す役目を果たします。入出力ユニットはスーパーM・UNITのリモートI/Oユニット(形式:SML)を使用し、NestBusに15台まで接続できます。

 2.使用例

 DAST-30シリーズには各種入出力ユニット(表1参照)を用意しています。したがって、入出力ユニットの接続を増やして行くことによって小規模から大規模まで広範にわたる各種システムを構成することができます。
 図2はパソコンで直接データを収集する例です。
 現場の信号をリモートI/Oユニット(形式:SML)で受け、テレメータ・インタフェース(形式:SMDS)を介して専用回線モデムに送ります。モデムからの信号は、専用回線を通じて受信側モデム(パソコン側)に送られます(この部分までは通常のテレメータと同じです)。受信側モデム信号はRS-232-Cで出力されていますから、直接パソコンに取り込むことが可能です。この場合、パソコン側ではソフトウェアによってデータフォーマットを解読することが必要になりますが、コンパクトなシステムとなります。
 パソコン側ソフトをパッケージソフトでまとめたい場合は、図3で示すようにNestBusを介することによって監視・操作ソフト(形式:SFD)を使用することができます。

 3.拡張性

 DAST-30シリーズは、NestBusを介してMsysNetシリーズの各

     
















<注3>NestBus:エム・システム技研の専用バス(商品名)













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