とによって、既設のPLCのシーケンスを大幅に変更することなく(一部機能の追加は必要)、アナログ制御を追加でき、PLCシステムの機能アップが可能になります。

 MMIとしてパソコンを使用

 MMI(マンマシンインタフェース)として、高機能・低価格のパソコンを使用します。スーパーDCS用の“監視・操作ソフト(形式:SFD)”の使用環境はi 80486 DX2/66MHz以上を搭載したIBM PC/AT機またはその互換機としています。NestBusの仕様は必要により公開(機密保持契約が必要)していますから、エム・システム技研が用意している監視・操作ソフト以外のソフトの使用も可能です。

 システムの構築例

 今回発売された機器を使用して構築できるシステムについて2つの例を紹介しましょう(図1、2)。
 2つの例ともバッチ式反応槽における昇温制御の例です。図2では原料の注入と温水、冷水の供給をPLCのオンオフ信号で制御した例です。

 将来の拡張性

 16ループ以下のシステムとして本コンパクトシステムを導入した後でも、上位に位置するMsysNetに接続することによってシステム全体を拡張して行くことが可能です。
 また、NestBusを介することによって通信機能をもったスーパーM・UNITシリーズの変換器とのデータのやりとりもできます。
 さらに、このNestBusには多重伝送としてリモートI/O(形式:SML)が使用できるほか、テレメータインタフェース(形式:SMDS)を介して専用回線を使ったテレメータ、また、テレカプラインタフェース(形式:SMDR)を介してNTTの公衆回線を使ったリモートメンテナンス(遠隔地からのメンテナンス)も実現できます。このように、スーパーDCS、SCADA、多重伝送、テレメータ、テレカプラ、PLCが一体となった統合システムの構築が可能になりました。


     





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