PLCインタフェース(形式:SMDL)による

PLCとDCSカードの接続



(株)エム・システム技研 開発部 部長


 はじめに

 スーパーDCSの構成機器の1つとしてPLCとデータをやり取りするインタフェース、PLCインタフェース(形式:SMDL)を開発しました。このユニットは、PLCと温調器で構成された既設設備をDCS化したい場合にPLCをそのまま(インタフェース用に一部変更して)使用できる画期的なユニットです。
 エム・システム技研のスーパーDCSがPID演算などの処理およびCRT上でのデータの表示・操作用マンマシンインタフェース部分を分担し、シーケンス部分はPLCがそのまま制御を行います。既設設備のDCS化、増設および新設設備のいずれの場合にも使用できます。とくに、現在のDCSでは複雑になりすぎるシーケンス部分が、すでに使用されているPLCでそのまま構築できる点はユーザーにとって有効であり、ローコストとともに立ち上げまでの期間の短縮が図れます。また、PLCを基調としていますので、設備の変更などの保守もDCSを組み上げる場合のような特殊な技能を必要としません。
 ここでは、三菱電機製PLCの計算機リンクユニットを使用し、スーパーDCSのNestBus(ネストバス)に接続する例について以下説明していきます。
 PLCインタフェースは、小形プラグイン構造になっており、製品形式は右に示すとおりです。電源としてはAC100V系、AC200V系およびDC24Vが用意されています。PLCとは、RS-232-Cケーブルで接続され、各社PLCがもっている上位計算機リンクユニットで通信が行われます。各社の上位計算機リンクユニットで指定されたプロトコルがソフトウェアとして組み込まれています。
 現在、開発終了済および開発進行中の接続対象PLCは、形式の中に指定されているとおりですが、ユーザーからのご要求によりさらに対象を増やしていく予定です。




     










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