までは計器やコンピュータに入力するわけにはいきません。普通にとられている方法は、熱電対の起電力を補償導線を介して計器室のカップル変換器に入力し、リニアライズされた計装用統一信号に変換しています。エム・システム技研ではカップル変換器として、プラグイン形のJT、TCSをはじめ、豊富な機種を取り揃えています。
 とくにJTはマイコンを内蔵していて、冷接点の温度を正確に測定し、使用する熱電対に合うように補正をしていますので、精度が良いだけでなく、外部温度変化の激しいところで使用しても、安定した良好な結果が得られます。
 また、温度測定の現場から計器室が遠く離れているなどで、補償導線を長く引き回したくないという場合には、現場の近くで電源不要の2線式カップル変換器(形式:BT、BTS、6TSなど)に入力しておくと、そこから計器室までは通常の2本の信号線だけですみます。そして計器室でディストリビュータに入力し、リニアライズされた統一信号として取り出すようにすればよいのです。
 2線式変換器用ディストリビュータについては、JDL、DSをはじめいろいろ取り揃えております。なかでもJDLはマイコン内蔵のスペックソフト形で、リニアライズ機能があります。プログラミングユニット(形式:PU-2A)を使って補正特性を設定するだけで折れ線リニアライズができるため、測温抵抗体にも対応することが可能であり、システムの構成が単純容易です。
 詳細な仕様につきましては、エム・システム技研製品仕様書集MSSの該当ページをご参照ください。

     

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