MNITシリーズの変換器と同等の性能を確保しています。センサ入力用変換器の前面パネル図および直流入力変換器(形式:SMVS)のブロック図をそれぞれ図1、2に示します。
 (1)センサ入力用変換器の特長
 センサ入力用変換器は以下に示す特長をもっています。
 I.基本はプラグイン構造
 変換器はプラグイン構造で、従来からご愛用いただいているM・UNITシリーズ変換器、たとえば直流変換器(形式:SV)などと全く同じピン配列を採用しています。現在、制御盤、監視盤に設置されている変換器への配線を変更することなく、単に変換器単体を入れ換えることによって、パソコンによるアナログ信号のデータ処理が可能となります。また、将来的にはパソコンによるデータ処理を計画しているが、現在はアナログモニタだけで良いという用途にも最適です。当然のことながら、通信ケーブルを変換器に接続していない状態であっても変換器としての動作は確保されています。
 II.機器間の接続はネットワーク
 センサ入力用変換器の通信にはNestBusを使用します。NestBusには最大16個の機器間伝送端子がありますから、スーパーM・UNITシリーズの製品を最大16台接続できます。アナログ信号の数は少ないですが現場が多数にわたる場合に使用すれば省配線化など大きなコストメリットがでてきます。また、既設設備がPLCで構成されているものにPLCインタフェース(形式:SMDL)で接続すれば、アナログ信号をPLCに接続することも可能です(詳細は『MS TODAY』'95年4月号の“PLCとDCSカードの接続”をご覧ください)。なお、NestBusの上位にあたる計装用LAN(MsysNet2)ではNestBusを最大64局接続することが可能であり、将来予想される拡張にも十分対応できます。
 III.状態表現
 変換器の状態を知らせる目的で、電源表示(赤色LED)とRUN表示(赤色LED)を変換器の前面パネルに設けました(図1参照)。とくにRUN表示では、下記の自己診断の結果に従って異常時には点滅表示させますから、変換器の保守・管理が容易です。
 自己診断の内容
 ●無通信検知
 ●ウォッチドッグタイマ
 ●サムチェックエラー検知
 ●電源電圧監視
 
 IV.変換器としての仕様
 変換器としての性能についてはM・UNITシリーズと同等の値を確保しています。たとえば、直流変換器では基準精度±0.1%、応答時間0.5s以下(90%応答)、耐電圧AC2000Vなど、従来の製品と同じ性能です。また、取扱い面でも変換器の直流出力のスパン・ゼロ調整にはボリュームを使用し、従来製品と同じ感覚で使用

     






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