できるようにしました。外形的には通信用の4ピンコネクタ(変換器前面に配置、図1参照)以外は従来と同一寸法にしていますから、盤面中の占有面積も従来と同一です。
 (2)通信用変換器としての取扱い
 従来の変換器に通信機能が追加されていますが、通信に伴う特別な設定などは不要です。ただ、変換器の前面パネルに設けてあるカード番号設定用ロータリスイッチ(CD.No)を0~Fの間で重複しないように設定するだけで、通信の準備は完了します(図1参照)。

 2.DCSユニット

 DCSユニット(形式:SMA)はプラグイン構造をもち、アナログ入力3点、アナログ出力1点、接点入力1点、接点出力2点を備えた制御用のユニットです。また、NestBusによって16個の機器間伝送端子による入出力も可能ですから、前述のセンサ入力用変換器の信号もアナログ入力として取り扱うことができます。DCSユニットの前面パネル図およびブロック図をそれぞれ図3、4に示します。
 (1)DCSユニットの特長
 DCSユニットは以下に示す特長をもっています。
 I.アナログ制御出力
 アナログ制御出力信号はDC4~20mAであり、ソフトモジュール(部品)を組み合わせることでいろいろな機能を実現することができます。PID制御用の部品を選び、ソフト的に入出力を接続すれば、簡単にワンループ制御やカスケード制御などのPID制御が可能です。また、乗算などの部品を組み合わせれば、差圧式ガス流量計の温度・圧力補正や流量の加算・平均など、各種の計算が必要な場合でも対応できます。
 II.接点出力
 接点出力は2点設けてありますから、通常の上下限警報のみならずアナログ入力の偏差が大きく(あるいは小さく)なったという警報やアナログ入力の時間的な変化が早く(あるいは遅く)なったという警報を発信することも可能です。つまり、PLCでは少々苦手である警報機能も実現できますから、シーケンス制御はPLCで行い、アナログ制御はDCSユニットで行うという組合せで、シーケンス制御の性能の向上が図れます。
 III.その他の特長
 DCSユニットはセンサ入力用変換器と同様に状態表示LEDを備えています。また、デジタル入


     















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