により素子を回路から切り離すように動作します。これは、供給電源が突然切れるとシステム全体としてかえって大きなトラブルの元となる場合があるためです。

 ●サージ吸収素子が壊れたことを表示すると同時に、警報接点で外部に知らせます。

 たび重なる雷サージによりサージ吸収素子が劣化し、漏れ電流が大きくなると、ヒューズが切れ警報接点ONを外部に出力します。またそれとともに、サージ吸収素子前面の異常表示穴にて白色で表示します。

 ●サージ吸収素子だけの差し替えで、停電なしに復旧します。

 サージ吸収素子(形式:MEL)は、電圧制限素子(バリスタ)とヒューズそれに警報接点を1つに組み合わせたプラグイン構造になっています。本体正面から素手で簡単に交換することができるので、供給電源を遮断することなく、すぐに復旧させることができます。
 また、サージ吸収素子を引き抜いたときは、線間の制限電圧が上昇(800V)していますので、なるべく早く新しい素子に交換してください。なお、サージ吸収素子を引き抜いている間は本体から警報接点信号が出力されます。

 ●放電耐量が10,000Aになりました。

 電気学会発行の避雷器に関する規格(JEC-203)によると、日本における発変電所の避雷器放電電流の記録による統計から、放電電流の大きさは地域その他で差がありますが、避雷器1台当たり1,000A以上は約20年に1回、2,000A以上は約50年に1回、3,000A以上は約100年に1回の割合です。また、アメリカの統計では、5,000A以上は全体の5%となっています。また、雷の年間平均発生日数を等雷雨日数線 IKL(Iso Keraunic Line)で表すと、図4のようになります。避雷器に流れる電流としては数万Aの記録もまれにあるようですが、上記実測統計などを考慮して、一般には避

     






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