算表示値をそのまま、中央でデジタル表示します。

 カウンタ・テレカプラの操作

 図1に示すシステムで実現できる機能をあげれば、次のとおりです。
 (1)一定周期でのデータ更新可能
 中央局に設置したデジタル表示器ABDから一定時間間隔でダイアルし、自動的に表示を更新できます。
 (専用回線を使用するテレメータでは、常にデータが更新されますが、電話回線を使用するテレカプラでは、その都度ダイアルして通話状態にしないとデータの更新ができません)
 (2)中央局から押しボタンで通話
 デジタル表示器ABDの表面下部にあるcallボタンを押すと、自動的にダイアルします。stopボタンを押すと電話回線が切れます。
 (3)現場局から押しボタンで通話
 カウンタABCを用い、中央局でのデジタル表示器ABDの場合と同じ操作で通話できます。
 (4)異常通報
 カウンタABC内のシーケンサ・ブロックに異常警報プログラムを設定しておくと、異常が発生したときカウンタABCから、自動的にダイアルして通報することが可能です。

 通話条件の設定

 前述の各操作を実際に実行するとき、デジタル表示器ABDやカウンタABC内に標準装備されているソフト計器ブロックを利用します。
 システム構築時に、プロセス側の条件に従って、異常検出を行うのに必要なアナログ信号や接点信号を用意します。
 これを利用し、カウンタABCのシーケンス制御機能を使って異常警報を行います。もし、接点入力が用意してあれば、この接点がオンになることで自動的に電話をかけることができます。
 アナログ信号が入力されていれば、これを使い、信号がアナログ警報設定値に達したら電話をかけることも可能です。
 図1の例では、流量パルスだけを入力していますが、この信号を利用して、一定時間当たりの流量積算値が異常に増加したことを検出することもできます。したがって、もし水道設備にこのカウンタ・テレカプラを使用していれば、末端の水道管が壊れたことを検出できます。

 システムの拡張性

 MsysNetシステムの各種リモートI/Oを接続すれば、中央でランプ表示したり、デジタルパネルメータでアナログ表示することも可能です。


     
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