ホットライン日記


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 Q:トレーサビリティという言葉を見聞きしますが、どのようなことですか。









 A:トレーサビリティ(Traceability)とは、もともと“跡をたどることができる”、“さかのぼれる”という意味です。これを工業製品(変換器)の場合にあてはめると、2つの使い方があります。

 1つは、製品の製造がどのようにして行われたかが、製品を出荷したあとでもわかることです。つまり、製品の出荷後“その製品がいつ、どこで、誰によって、どのようにして製造されたか”を確認できることです。

 もう1つは、JIS規格の「工業プロセス計測制御用語」(B0155)に書かれている“標準器、機器または装置がより高位の標準によって次々と校正され、国家標準につながる経路が確立されていること”であり、変換器の製造の場合について言えば“変換器の検査が国家標準につながる計測器で検査されている”ということです。

 したがって、どちらの場合も製造者の品質保証への取組み方を示す尺度となります。

 エム・システム技研では、ロット番号またはシリアル番号などで製品(変換器)の識別ができるうえ、それらの製造工程の記録が保存され、必要に応じてその記録を見ることができるようになっています。また、製品の検査に用いる計測器についても、6ヵ月ごとに国家標準につながる校正を行なっており、これについても校正記録が保存され、必要に応じてその記録を見ることができるようになっています。

 Q:急に2つの流量信号(ともにDC4~20mA)を加算する必要が生じました。しかし、手元に入力仕様、出力仕様ともDC4~20mA入力のアイソレータ(形式:SV-AA-B)しかありません。何かよい方法はありませんか。




 A:2つの信号を加算することは“デジタル式演算変換器(形式:JF)”を用いれば容易にできます。“デジタル式演算変換器”を使えば2つの入力信号それぞれに比率を掛けたりバイアスを加えるなど、複雑な演算ができます。したがって、加算のほか、減算、乗算、除算、差圧式流量計の温度補正演算や圧力補正演算なども行なえます。

 もし、2つの流量信号のレンジが同じ場合に限れば、“アイソレータ(形式:SV)”で代用することもできます。たとえば、2つの流量信号(DC4~20mA)の流量レンジがともに0~200l/minで、それらを加算して流量レンジが0~400l/minの出力を得る場合を以下に説明します。

 2つの流量信号を図1のようにDC4~20mA入力仕様の“アイソレータ(形式:SV)”の入力端子に接続します。電流入力仕様のSVは、ソケッ

     












































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