工場やビルの電気計装において、配線作業はなくてはならないものです。配線作業の中でも、端子接続のための圧着作業は、簡単な作業に見えるので安易に考えられがちです。しかし、たった1箇所の接続不良で設備全体が動かなくなることもあり、電気設備の信頼性を左右する重要な作業です。そのため、配線作業を専門に行う会社や部門ではマニュアルを整備したり、特別な教育を行っています。また、案外知られていませんが、JIS C 2805などでも標準化されています。今月は、圧着端子を使った接続の基本について簡単にご紹介しましょう。