ダクポットの出力を、インダクポット変換器でDC4~20mAの信号にします。そして、その信号を電電ポジショナ(形式:MEX-D)に接続します。MEX-Dは、開度設定信号と、インダクポット変換器からの開度フィードバック信号を比較して、電動アクチュエータのモータの回転をコントロールして、オン・オフバルブの開度を制御します。
 また、図5は電空ポジショナ付バルブに、インダクポットとインダクポット変換器を取り付けて、バルブ開度のアンサーバック信号として利用する例です。インダクポットとインダクポット変換器を利用することによって、空気式アクチュエータ付バルブでもその開度をフィードバックすることができます。
 図6の例は、液面計としての利用です。フロートの動きをインダクポットの回転軸に伝え、インダクポットの出力を、インダクポット変換器でDC4~20mAに変換します。次いで、この信号をバーグラフ指示計(形式:48V)に入力します。バーグラフ指示計には、液面計に最適な縦型も用意されています。また、各種の入力信号に対応するとともに、目盛や表示単位も各種用意しています。

 おわりに

 今回開発したインダクポットは代表形式がNRAの1種類のみで、90°回転形(-45~+45°)の角度に比例するタイプだけです。しかし、インダクポットシリーズとしてさらにバリエーションをもった様々な機種を開発する予定です。今後の開発計画をご紹介しましょう。
 I.今回のインダクポットと2線式発信回路を組み合わせた、2線式角度発信器。
 II.回転角度の正弦に比例するタイプ(リニアモーションタイプ)のセンサ。
 III.リニアモーションタイプセンサと2線式発信回路を組込んだ、2線式リニアモーション・ポジション発信器。
これらが開発途上もしくは開発計画中となっています。また、インダクポット変換器についても、2線式タイプ(形式:仮称PN2W)が、開発予定になっていて、今回紹介したインダクポット変換器(形式:PN)とともにインダクポットファミリーを展開して行く予定です。どうぞご期待ください。

     







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