ホットライン日記


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 Q:冷凍機の負荷効率を判断するため、熱量(カロリー)を表示したいのですが、方法を教えてください。






 A:熱量は媒体の温度と質量および媒体の比熱の積で求めることができます。冷凍機やチラー(冷却装置)などで消費される熱量は、冷媒(冷水などの流体)が熱交換器へ流入するときの温度と熱交換器から流出するときの温度との間の温度差と、流れる冷媒の質量流量および比熱とを乗算して求めます。
 実際には図1のように、エム・システム技研の“測温抵抗体温度差変換器(形式:DRまたはDRS)”と“デジタル式演算変換器(形式:JF)”の組合せで実現できます。
 測温抵抗体温度差変換器は2つの入力信号を入力し、その差(温度差)に比例した各種直流信号を出力します。また、デジタル式演算変換器は2つの信号を入力し、それらの信号の加減算、乗算、除算を行う変換器であり、差圧式流量計出力の温度補正演算や圧力補正演算を行うこともできます。
 ここでたとえば冷媒が水であるとし、温度差のレンジが0~20℃(0~100%)、流量のレンジが0~500m3/h(0~100%)のとき、熱量のレンジを求めると、
 20℃×500m3/h→10,000×106 cal/h
        →10Gcal/h
すなわち0~10Gcal/h(0~100%)となります。
 温度差のレンジを変更するときには、JFの演算パラメータをプログラミングユニットを用いて変更することにより、容易に対応できます。


 Q:交流電流トランスデューサ(形式:KCE)とデジタルパネルメータを使って電流を測定していますが、手元のデジタル表示のテスターで測定した値と一致しません。どうしてでしょうか。


 A:なんらかの原因(たとえばサイリスタで制御された電流など)で電流波形が歪んでいて、きれいな正弦波になっていないこと、それに加えて測定に使用したテスターの測定方式が実効値測定方式でないことが考えられます。



     



























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