ホットライン日記


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乱れた波形の電流を測定するときには、実効値演算形の変換器でなければ、正しく測定できません。ご質問にある“交流電流トランスデューサ(形式:KCE)”は実効値演算形の変換器ですから、このような場合でも正しい測定結果が得られます。
一方、デジタル表示のテスターは測定結果が数字で直読できるので大変便利ですが、テスターの中には交流の電流や電圧測定の方式が平均値測定方式のものがあり、この方式のテスターを使って乱れた交流波形の電流や電圧を測定すると、正しい結果を得ることができません。テスターで交流電流や電圧を測定するときには、テスターの取扱説明書などで測定方式を確認する必要があります。


 Q:2線式流量計からのアナログ信号(4~20mA)をカウンタで積算し、流量の積算値を計測することを考えています。このとき、流量計信号が5%以下になったとき、または接点信号が入ったときに強制的に信号を0%(4mA)にして積算しないようにするにはどうしたらよいでしょうか。


 A:図2のような変換器の組合せで実現できます。
 アナログ信号をパルス信号に変換するには“アナログパルス変換器(形式:APU)”を使います。入力信号の0%付近を強制的に0%出力にすることを「ドロップアウト」と言い、アナログ信号をパルス信号に変換する変換器では一般的な機能です。APUは、このドロップアウトできる範囲が入力の0~10%と大きく、変換器前面より設定値を変更できます。さらに、ドロップアウトが動作しているときには赤色LEDが点滅し、目で確認できます。
 また、“アナログバックアップ(形式:JB)”は、本来、DCSまたはコンピュータがダウンして制御信号が途切れたとき、それまでの制御信号を保持するときに使用するために設計されていますので、様々な機能をもっています。この中に外部からの接点信号を受けたとき、あらかじめ設定した値の信号を出力する機能があります。これを使うことによって、ご質問にある「接点信号が入ったときに強制的に流量計からの信号を0%(4mA)にする」ことができます。

     

















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