INTERKAMA '95 視察を終えて
INTERKAMA '95視察研修ツアー団長
（株）エム・システム技研 東京営業部
去る10月30日から11月4日まで、ドイツのデュッセルドルフにて、国際計測自動化技術の専門見本市である『INTERKAMA'95』が開催されました。
この展示会は3年に一度開かれるのですが、エム・システム技研では毎回ユーザーの方々や販売店の方々を対象に視察・研修ツアーを主催し、“ISAショー視察・研修ツアー”とともにご好評をいただいています。今年は日本の『国際計測工業展』と日程が重なったため、今回のツアーに参加される方が少ないのではないかと心配していましたが、結果的には合計31名の方々にご参加いただきました。
INTERKAMAは、展示総面積7万m2と、他に類を見ない規模です。事前に聞いてはいましたが、やはり現地を訪れるとその膨大な会場の広さに圧倒されてしまいました。世界各国から約1,500社が出展し、8万人以上の来場者があると聞いて、また驚いた次第です。隣のホールまでちょっと行って帰ってくるだけでも30分近くかかってしまうほどです。主な来場者はやはりドイツ人をはじめとするヨーロッパの人々ですが、その他83ヵ国からの来場が記録されています。とくに今回は、日本、韓国、中国、インドなどアジアからの来場者が増え、ヨーロッパのみならず全世界が注目する展示会であることがわかります。
出展会社も計測・制御・監視技術などの分野におけるコンポーネントや製品、さらには産業機械、ファクトリーオートメーション、またマネージメントのノウハウの提供までと幅広く展開されていました。
また、出展企業によるセミナーも併設されており、当ツアーからも参加された方もいらっしゃいました。期間中、200ものセミナーが開催され、各々400名ほどが出席・聴講していたとのことです。
その中で感じたことを3点ほどここにご紹介させていただきます。
まず、INTERKAMAは、ユーザーが展示品を観察するというよりは、｢なにか困ったことを相談し、
