ホットライン日記


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 Q:ブロアーから送られてくる風量を風量設定器(ダンパーの開度設定器)で遠隔操作していますが、風量設定が難しく、苦労しています。何か良い方法はありませんか。




 A:ダンパーの開度とそこを通過する風量は図1のような関係にあります。すなわち、開度0°(全閉)から45°程度の範囲ではダンパーの角度の変化とともに、風量が大きく変化しますが、それ以降90°(全開)に近づくほど風量の変化が少なくなります。
 ご質問の場合、ダンパーの開度を変えることで風量を設定しているため、開度設定器からのリニアな信号で風量を設定しようとすると、開度設定器の等間隔にふられた目盛り通りには風量を設定できません。しかし、開度設定器とダンパー駆動用モーターの間にリニアライザ(形式:JFX他)を入れる(図2)ことによって改善できます。
 リニアライザの特性は、ダンパーの開度と風量の関係を調べて決めます(図3)。 これによって、風量設定器(ダンパーの開度設定器)の出力信号と風量が広域にわたって比例するようになり、風量設定が楽になります。
 ご質問では、開度設定器による風量設定でしたが、リニアライザ機能をもたない調節計による風量コントロールの場合にも、図2のようにリニアライザを入れることによってコントロール性能が向上します。
 さらに、バタフライ弁など開度・流量特性が非直線である弁で、流量制御をしなければならなくなったときにも、リニアライザを使うことによって、性能が改善されます。

     



















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