ネットワーク計装部品 MsysNet システム
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MsysNetニュース
No.7

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PLCインタフェースの便利な使い方

 今回は、MsysNetシリーズのPLCインタフェース(形式:SMDL-□1-K、価格:15万円)を使用してメーカーの異なるPLC間でデータを送受信する方法をご紹介します。
 PLCは多くの会社から販売されており、シーケンス制御が主体のファクトリーオートメーション(FA)の分野で数多く使用されています。本来、PLCは接点信号の処理を得意としてきましたが、最近はハードが高機能化し、アナログ処理はもちろん、演算機能も強化されてきました。そのうえ、ハードの価格がプロセス計装で多用されている調節計などと比べて経済的であるということもあり、FAの分野だけでなくプロセスオートメーション(PA)分野のバッチ処理などでも使われていて、自動化機器として欠くことができない存在になっています。
 このように、多くの分野で多用されているPLCは、その製造会社が異なると、通信プロトコルが異なり、両者間で直接、データを送受することができません。工場を増設して行くと、増設工事ごとに異なったメーカーのPLCが導入されることが考えられます。また、1つのプラントや設備においても、ユニット機器に異なるPLCが使用されている場合が多くあります。そのような現場で、メーカーの異なったPLC同士を接続して、一体としてシステムを構成したいという要望をよく耳にします。こうした要求を満たす手段は、今までほとんどありませんでした。
 すでに本誌4月号(1995年)でご紹介したように、エム・システム技研ではMsysNetシリーズスーパーDCSの構成機種として“PLCインタフェース(形式:SMDL)”を開発・販売してきました。これは、本来、PLCと温調器で構成された既設設備をDCS化したい場合などに、インタフェース用に一部変更するだけで既設のPLCをそのまま使用できるようにするために開発された機器です。これによってスーパーDCSがPID演算などの処理やCRT上でのデータの表示、操作用マンマシンインタフェースを担当し、シーケンス部分はPLCがそのまま制御するといった、コストパフォーマンスに優れた計装システムの構築が可能になりました(詳細は本誌4月号を参照)。しかし、“PLCインタフェース”はこうした本来の使用目的以外に、前述したように、異なったメーカーのPLCを接続したいときにも、利用できます(図1参照)。
 “PLCインタフェース”は表1に示すように、様々なメーカーのPLCにあわせて機種をそろえています(開発中のものもありますので、詳しいことはエム・システム技研の営業担当者にお問い合わせください)。たとえば、SMDL-M1は三菱電機製PLC用であり、

     






































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