様々なパルス信号に対応可能な
スペックソフト形パルス変換器シリーズ(1)



(株)エム・システム技研 開発部 主任技師


 はじめに

 エム・システム技研ではハンディコンソール(プログラミングユニット、形式:PU-2□)を用いてソフト的に入出力仕様などを変更できる変換器をスペックソフト形変換器(JXシリーズ)と呼び、すでに多くの機種を開発・製品化し、販売してきました。昨年より、このスペックソフト形変換器シリーズに多機能の新形パルス変換器を加え、シリーズの充実を図ってきました。これについては、すでに本誌1993年6月号や1994年9月号でご紹介しましたが、引き続きスペックソフト形パルス変換器の新製品5機種とパルスアイソレータ1機種を開発・製品化したので、今月と来月の2回に分けてご紹介します。

 1.スペックソフト形パルス変換器の特長

 1)モニタランプを標準装備

 スペックソフト形パルス変換器シリーズは、共通したいくつかの特長をもっています。1つは、変換器が、現在、どのような状態にあるのか、すなわちパルス入力中であるのか、パルス出力中であるのかを、特別な機器を使用することなく、ユーザー自身の手で容易に確認できるよう、入出力確認用のモニタランプを設けています。
 また、ブラックボックスで無表情な変換器を改め、変換器内部の動作状態を外部に知らせるための状態表示ランプを設けています。これらのランプ類は、通常の動作状態では、さほどありがた味を感じることができないものかもしれません。しかし、システムの立上げ時や異常発生時には、余計な時間を費やすことなく、スムーズな作業が行えるよう有効に支援するものです。

 2)前面から調整・設定が可能

 パルス信号の入力回路がモジュール化されたプリント基板に集約されているため、変換器前面から入

     







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